過去の作品展
【命脈の言伝】 赤城美奈・水咲智明葵 二人展
【命脈の言伝】
赤城美奈・水咲智明葵 二人展
会期:2024.9.19(thu)---9.24(tue)
時間:12:00-19:00 最終日17:00
会場:igu_m_art
赤城美奈・水咲智明葵 二人展「命脈の言伝」
生き物たちの在り方から気づかされた命のあるべき姿に魅せられ、
独自に編み出した技法で生き物たち の生を表現する 2 人の作家による命脈の事伝
■赤城 美奈 (あかぎ みな)
※2022 年「赤木美奈」から改字
1993.6/14 愛媛県八幡浜市生まれ。
第421回BSフジテレビ「ブレイク前夜」出演。
第9回 ギャルリー志門 公募「ドローイングとは何か」 入選。
日本変形菌研究会員。
細密胞子骨格表現、略して”細胞“画家。
独学で幼少期画家の祖父から指導され描き始める。
迫動を発起するような画面。美と醜の陰陽一体。血の湧き咆哮している作品づくりを志す。
題材には民俗土着史を縦横無尽に考察し、幾重にも織り交ぜて制作。
特に南方熊楠の随筆に興味を持ち、 その文献から目覚めて手掛けた粘菌絵巻「粘膜」シリーズが 2018 年から好評。
20歳の時「見えている形の側面だけでは対象の本質が成り立たない」と気付き、
分析的キュビズムに目 覚め、軈て捨象派へ転換。
2023 年には変形菌と共存共栄する為に彼等と遊戯しながら描画作業を行い始 める(「鼓動の地図」シリーズ)。
主に技法のジャンルとしては現代日本画の手順。
実際に己で採取した標本だけを使用。石・骨・粘菌・地 衣類等を天然の塗料にする。
骨は朽ちた動物の死骸を供養してから胡粉にする。
現在はそのオリジナル技法を中心に画壇で発信する他「粘菌で粘菌を描く」ことについてコラム執筆、
ラ イブペイント、アルバムジャケットデザイン、講師、G 展のキュレーションなど全国的に多数。
■水咲 智明葵 (みずさき ちあき)
2018 年版画の技法で透明樹脂(レジン)に線画・彩色を施すオリジナル技法【凹版レジンアート】を考 案、
以来独自の樹脂画造形作品を制作している。
このジャンルレスな技法は、たった一枚の美しい羽を作りたいという衝動から生まれ、細密な描写も、羽 の一枚一枚に施された線も、
作品に表現された細かな線はすべて版板を削った線によって生まれたもので、
羽や鱗を一枚一枚リアルに再現し重ねた半立体作品や螺鈿細工や蒔絵を思わせる彩色の平面作品など、
レジン作品としては世界的に他に類を見ない技法で平面・立体の垣根を越えた作品が生み出される。
モチーフとするのはリアルなようでここではない、あるがままで調和し争いのない美しい華胥(理想郷) に棲まう生き物たち。
圧倒的な静けさと脈々と息づく躍動感が混在する、真逆なものが言葉もなく不思 議と融和している世界観を樹脂画造形によって表現する。
作品作りは自分自身の探求という飽くことなき冒険であり、自らの可能性という自由への挑戦である。
◆赤城美奈(あかぎ みな)
https://www.instagram.com/akagogaka.art/
2024年
09月19日 - 09月24日